初めて駆除をご検討の方​

ラットサイン(ネズミからの信号)

ネズミが生息している信号!それがラットサインです。

  1. 壁の一部が黒く薄汚れている
  2. ほこりの上などに足跡がついている
  3. 木部に爪跡が残っている
  4. 糞や毛が落ちている
  5. 巣と思われる場所にビニール・紙等が持ち込まれている

これらのラットサインを見つけたら要注意!ネズミが生息しているかもしれません。

 

ネズミが原因で起こる不衛生

ねずみが人間社会に与える被害は、経済面から精神面、衛生面まで、広範囲に及びます。

ねずみは警戒心が非常に強く、人の気配がするときは巣の中でじっとしています。
そして人間が活動していない時間帯(寝静まった頃)に活動を開始し、天井裏などを走り回るため、その音に悩まされることが少なくありません。
ねずみは所かまわず糞尿をします。それらが食品に付着すると病原菌が繁殖し、レプトスピラ症・サルモネラ症・ラッサ熱などの感染症や食中毒を引き起こすことも。万が一このような事態が発生したら、飲食店や食品を取り扱う施設は大打撃を受けてしまうでしょう。
ねずみは屋根裏、配管、エアコン内部など、あらゆる場所で死んでしまいます。そして腐敗するとひどい悪臭が漂い、ハエの発生源になります。
飲食店では、夜間に食材がかじられてしまう被害がしばしば発生しています。ねずみにかじられないように食材を保管する事も非常に大切ですが、衛生的な観点から見ても、ねずみ駆除を行うことが必要となります。
ダニ・ノミは主にねずみの巣内で多く繁殖し、ねずみと共に移動します。そのため、建物内のいたる所にダニやノミを撒き散らし、アレルギーや皮膚病など様々な悪影響を及ぼします。
ねずみの歯は一生伸び続けるため、毎日何かをかじり歯を削らなければ生きていくことができません。そのため、ねずみの棲家や通り道となっている配管や電気配線などはよくかじられ、毎年のように停電や火災が起こっています。また、家具や建物自体にもかじりつきます。
直接ねずみにかまれてしまうと、リンパ節の炎症や発熱を引き起こす「鼠咬症」になってしまう危険性があります。

 

 

ネズミの種類と習性


クマネズミ

体長 体重 毛色 寿命
150~230mm 200g 背面・褐色
腹面・黄褐色
約3年
繁殖可能期間 妊娠期間 年間の分娩回数 1回の産仔数
生後3ヶ月~2年 20~21日 5~6回 約6匹
原産地 : アジア南東部
全世界に広く分布する大型ネズミで、日本ではドブネズミと共に家住性の代表種です。
近年、都市部におけるネズミ被害の多くがこのクマネズミによるものです。
ビルのような構造は、高い所に上る垂直行動や綱渡りのような移動が得意なクマネズミの活動には有利となっています。
また、クマネズミは非常に警戒心が強く、殺鼠剤や捕獲器による駆除・防除を困難にしています。耳は比較的大きく、前に倒すと目が隠れます。これにより、ドブネズミ(耳が比較的小さく、前に倒しても目に達しない)と区別することができます。

ドブネズミ

体長 体重 毛色 寿命
220~260mm 500g 赤褐色/黒色 約3年
繁殖可能期間 妊娠期間 年間の分娩回数 1回の産仔数
生後3ヶ月~2年 20~21日 5~6回 約6匹
原産地 : アジア中央部
シチロウネズミ(七郎鼠)、ミゾネズミ(溝鼠)、ハトバネズミ(波止場鼠)、チャイロネズミ(茶色鼠)の別称があります。
棲息条件によっても大きく異なりますが、クマネズミと比較すると魚介類や肉など動物質のものを好んで食べているようです。
また、クマネズミと違い、高いところに上るのが苦手なため、主に地表や建物の下層階で生活し、上層階での生息は少なくなります。ドブネズミの多くは地下鉄や地下街、川や池の淵に穴居して生息し、順位性やなわばり性が認められています。

ハツカネズミ

体長 体重 毛色 寿命
60~90mm 30g 灰褐色 約1~1.5年
繁殖可能期間 妊娠期間 年間の分娩回数 1回の産仔数
生後約5週~ 17~20日 6~10回 約6匹
原産地 : アジア西南部
妊娠期間が長くても20日程度であることから「はつかねずみ」の名が付いたとされています。
クマネズミやドブネズミの幼獣とよく間違えられますが、大型ネズミの幼獣は頭と肢が全体的に大きいのに対して、ハツカネズミは均整がとれているので見分けがつきます。
日本では、史前移入種として離島を含むほぼ全地域に生息しており、夜行性で家族で生活している事が多いようです。
都市部でも人家やビルに生息していますが、港湾地域に建てられている穀物倉庫での生息が一番多いと言われています。

アカネズミ

体長 体重 毛色 寿命
~130mm 60g 橙褐色 約1~1.5年
繁殖可能期間 妊娠期間 年間の分娩回数 1回の産仔数
生後約6ヶ月 20日 1~2回 約1~8匹
原産地 : アジア
日本の固有種であるアカネズミは山林に生息する小型のネズミです。日本国内で多くの種や亜種が確認されています。体長は130mm程度で、尾長は体長より少し短く110mm程度となっています。
体は比較的大きく、目と耳が大きいのが特徴です。毛色は橙褐色で腹面は白色、季節により若干色目が異なり、冬になるとやや濃色になります。
アカネズミは非常に俊敏で跳躍力があり、山林では穴を掘って生活する事が多いのですが、樹の上に営巣する事もあるようです。また、アカネズミは春と秋の年に2回繁殖期があるのも特徴です。